2002 PI-Forumアフタヌーン・セミナー 「米国における合意形成専門家の発展」開催報告
PI-Forum(当時は任意団体)では、2002年1月22日に東京都千代田区 東京国際フォーラムにて「PI-Forumアフタヌーン・セミナー 米国における合意形成専門家の発展」を開催しました。セミナーには、来日中のマサチューセッツ工科大学 ローレンス・サスカインド教授をお招きし「米国における合意形成専門家の発展」、同大学デイヴィッド・ローズ講師をお招きし「公共セクターにおける紛争処理と政策立案組織の発展」をテーマにご講演いただきました。当日は、会場定員に近い約60名の、国内の合意形成関連ビジネスにご関心の高い方々にご参加いただきました(講義は英語で行われましたが、PI-Forumによる逐次通訳により言語の障壁も解消できました)。
サスカインド教授からは、米国における1970年代以降のコンセンサス・ビルディングの普及と専門化市場の発展について紹介があった後、また諸外国での経験に基づき専門化の需要と供給のマッチングの重要性について提案がありました。またローズ講師からは、合意形成プロセスにおける第三者の役割、特に議論の枠組み転換について紹介がありました。
また、日本におけるコンセンサス・ビルディング技術の導入可能性について、文化、制度等の観点から内容の濃い質問が会場からなされ、サスカインド教授、ローズ講師との議論を通じ、参加者、講師、PI-Forumともにその可能性について理解を深めました。
2002年のセミナーより |