このページはPI-Forumとして活動していた頃のウェブサイトをアーカイブしたものです。

現在、同法人は democracy design lab. と名称を変更し活動しております。

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NPO法人 『PI−Forum』  ■□■□■□■□■□■□
  メールマガジン 第9号
                  (2002/12/3)
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□ 目次

[イベント情報]
●第11回異分野PI交流ワークショップ開催のお知らせ

●平成14年度土木学会四国支部 調査委員会
 第1回 土木技術者のための
 合意形成技術の教育方法に関する研究会のご報告
  (土木技術者のための合意形成技術の教育方法に関する研究会
   開催支援事業担当:水谷香織/石川雄章)

[事務局Voice]
  (事務局 水谷香織)

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[イベント情報]

★次回のワークショップのお知らせです!
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PI-Forum主催
 第11回 異分野PI交流ワークショップのお知らせ
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『PI-Forum』 (http://www.pi-forum.jp)は、「パブリック・
インボルブメント」と呼ばれる住民参画型の政策決定手法、の知恵
・技術のプラットフォームづくりと「市民発議(パブリック・イニ
シアティブ)」の実現をめざし2002年5月発足したNPOです。
6月より定期的なワークショップを開催、PIや合意形成の現場にお
ける知恵や技術を「学び会う場」を提供してきています。

今回のワークショップでは、国際NGOの危機管理や紛争調停の現場
で活躍された、立教大学大学院教授の伊勢崎賢治氏をお招きし、
“もうひとつのP.I”として、伊勢崎氏の提唱されている「Prevent
Investment:予防的投資)という考えを通して、住民参画のあり方、
意味について考えて行きたいと思います。

タイトルは、
『開発援助組織・行動における予防的投資(PreventInvestment)
の発想から学ぶ
−もうひとつの”P.I”における住民参加の捉え方−』です。

合意形成、住民参画に関心のある方はもちろん、NPOの危機管理、
国際NGOのマネージメント、予防的外交などに関心のある方々の幅
広い議論の場への、ご参加をお待ちしております。


◆ワークショップ(第11回)の概要
日 時:12月13日(金)19:00〜21:00
場 所:(株)博報堂3階第5プレルーム(03-5446-6805)
    JR田町駅から徒歩6分
    都営地下鉄三田駅から徒歩8分
    http://www.hakuhodo.co.jp/profile/index.html
定 員:30名程度
参加費:実費相当(2,000円)
※協力(会場提供):
 博報堂ソーシャルマーケティング研究会


              ワークショッププロジェクトチーム
                城山英明、梅本 嗣、水谷香織
                浅古尚子、澤村典子、土屋統子

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参加希望の方は、下記のメールアドレス迄お名前とご所属を
ご連絡ください。
kao@cive.gifu-u.ac.jp
なお、定員となり次第締切りとさせて頂きます。

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★四国での研究会のご報告です!
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土木学会四国支部主催、PI-Forum協力
 第1回
 土木技術者のための合意形成技術の教育方法に関する研究会
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■◇MIT-CBIにおける人材育成Program◇■

2002年7月22日(月) 18:00〜20:00
於:高松市松福町サンイレブン2階会議室

マサチューセッツ工科大学(MIT)都市計画学科 Ph.D.課程、
PI-Forum理事[現在]、(株)三菱総合研究所[当時] 松浦正浩氏

松浦氏は,マサチューセッツ工科大学(MIT)都市計画学科の修士
課程にて交渉学を修められ,その後米国合意形成研究所(CBI)に
てアソシエート,帰国後(株)三菱総合研究所にて研究員としてご
活躍されました.2002年9月よりMITのPh.D.課程、CBIの研究員とし
て,合意形成に関する研究と実践をさらに進められるとのことです.
本ワークショップでは,米国でのご経験を踏まえ,メディエーター
などプロの第三者を養成する人材育成プログラムについてお話頂き
ました.以下,そのお話の要約です.

<ワークショップ要約>
 MITとCBIでの経験に基づき,合意形成に関する人材育成プログ
ラムを紹介する.人材育成に利用される素材としては,「講義」と
「シミュレーション」の2種類がある.今回は,日本ではまだ普及
途上にある「シミュレーション」について説明し,これまで氏が地
方自治体の研修等で利用してきた「交渉シミュレーション」を実践
してみる.米国では合意形成に関する人材育成を行う場として,主
に「大学院教育」,「セミナー」,「On the Job Training (OJT)」
の3パターンがある.今回は,「大学院教育」と「セミナー」を中
心に紹介する.

●人材育成のための「交渉シミュレーション」
「交渉シミュレーション」とは,ある仮想的に設定した課題に対し,
参加者が会社員,デベロッパー,環境団体代表,市長,行政職員など
テーマに応じた役(Role)になりきり,交渉を通じてその課題を解決
していく教育ツールである.課題としては,民間の契約交渉,立地
選定,総合計画など幅広く存在する.1シミュレーションは,2−
10名程度からなる複数のグループを構成した上で,同じ課題を各グ
ループに与えて実施する.その後,グループ間で交渉結果の相違を
比較しながら参加者でディスカッションを行う(これをデブリーフ
ィングと呼ぶ).所要時間は1.5〜3時間程度のものが多い.
 交渉シミュレーションの手順としては,まず,講師が各参加者に
対し個別具体的な指示書(instruction sheets)を配布する.例え
ば,「ある森林の開発事業」に関するシミュレーションであれば,
「環境団体代表」に「森を守る」ことが指示され,「市長」に「選
挙が間近に控えているため市民の反対をかわないようにする」こと
が指示されるといったように現実的な役割設定となっている.つぎ
に,各参加者は与えられた役割の指示を最大限達成すべく交渉する.
交渉の合意は事前に用意された複数の要素で構成され,各参加者は
指示書に示された各要素の選択肢から組み合わせて合意のパッケー
ジをうみだす.各選択肢には点数が付されており,合意に達した際,
全要素の合計点が各参加者の得点となる.例えば,最終的に「ある
森の開発を行う」という合意が形成されたとき,「環境保護派」に
は「0点」,「市長」には「5点」が与えられるということになる.
最後に講師を中心とし,各グループの特徴や戦略を一覧表にして比
較したり,交渉内容とその理由を問うたりするデブリーフィングが
行われる.点数の高い低いはシミュレーションでは大きな問題では
なく,むしろこのデブリーフィングから何を知見として得るかが重
要視されている.

●交渉シミュレーションキット
 これらのシミュレーションは,既製品が多数販売されており,例え
ばインターネット上の「ハーバード大学交渉プログラム(Program
on Negotiation:PON)」でも,シミュレーションキット,教科書,
ビデオテープなどが購入できる.
http://www.pon.harvard.edu/
ロールシミュレーションは,150種類以上ものキットが紹介されてい
る.各シミュレーションには目的が設定されており,例えば,
Harborcoという大深度の港湾建設立地を巡るシミュレーションでは,
交渉のスタイルを分析し,プロセスに関する認識を高めることが目
的となっている.授業でもこの既成品を使用し,PONに課金される
仕組みとなっている.金額は,指示書1枚が2,3ドルである.これ
まで自分は30回以上のシミュレーションの授業を受けた.既成シミュ
レーションが扱うテーマとしては,「契約交渉」,「商事トラブル」,
「国際交渉」,「公共政策」,「環境規制の設定」,「立地選定」,
「労働問題」がある.また,PONでは授業のシラバスも販売され,
教員向けのサポートが整っている.

●パレート限界を学ぶ「ごみ掃除当番ゲーム」の実践
 説明を聞くよりも体験するの方が理解しやすいとのことから,松浦
氏が独自開発したシミュレーション「ごみ掃除当番ゲーム」を参加
者全員が体験した.これは,県職員などを対象とした研修プログラ
ムで利用し,「体験型でおもしろかった」などの評価が得られてい
るとのことである.
 この「ごみ掃除当番ゲーム」は一対一交渉の基本練習である.イシュー
は,隣あう2軒(鈴木さん,佐藤さん)の自宅前の「ゴミ回収場所
の掃除(4回/週)」と「公園の掃除(5回/月)」の2つが設定
されている.このとき,指示書にある掃除の回数に応じた得点を考
慮しながら交渉し,お互い何回ずつ掃除を行うかを決定する.ルー
ルとしては,
 (1)説明書きは相手に見せない,
 (2)決裂した場合ごみがあふれるため0点,
 (3)純粋に点数の高いほうが勝者,
 (4)点数以外は何を話し合っても良いなどがある.
 合意に達した際の得点の組み合わせは,「これ以上合意のパッケー
ジを改善しようがない」状態を示すパレート限界内に分布する.参
加者は,このゲームを通じて,得点の組み合わせをお互いにとって
最良の状態であるパレート限界に近づけるためには,交渉の過程で
何らかの合意に達したとしてもそれに満足せず,より良い合意条件
を探り続けることが重要であること,相手はよりよい条件を求めて
くるため,最初のオファーにはとくに気を配る必要があること,等
を学ぶのである.

●「大学院教育」における人材育成プログラム
 合意形成に関する人材育成プログラムは,マネジメントスクール
が提供するMBA(経営学修士号)コースでは必須に近く,都市計画
系の学校でも多くの学校で授業が提供されている.渡米先のMIT
Department of Urban Studies and Planningでも授業が開講されて
おり,例えば,L. Susskind教授により授業番号11.255の「Bargaining,
Negotiation and Dispute Resolution in the Public Sector(公共
機関における取引,交渉,紛争処理)」が行われている.この授業は,
講義とシミュレーションを交互に繰り返すフォーマットで行われる.
 講義の内容は,理論,事例分析の紹介とディスカッションが中心で,
成績の評価は定期的に提出するレポートと最終の筆記試験で行われる.
1学期(3.5ヶ月)の間,1回2時間の授業が週2日行われる.受講者
数は30名程度である.授業はシミュレーションを交えながら,段階
を経て理解を深めていくものであり,ほぼ全ての授業に出席しない
と“A”判定を得ることは難しい.他の授業では成績の評価を,レ
ポート,筆記試験,小論文,グループで一つのレポート提出など,
様々なパターンで行っている.
また,11.255の授業のシラバスは,次のように構成されている.
 (1)イントロダクション,
 (2)交渉の理論(統合的交渉),
 (3)多数の関係者による交渉,
 (4)コンフリクト・アセスメント,
 (5)メディエーション・ファシリテーション,
 (6)メディエーターの役割,
 (7)交渉における性・文化の影響,
 (8)力の非均衡がある状況での交渉,
 (9)プロセスデザイン,
 (10)質問の仕方,
 (11)価値観に基づく対立.
とくに,「(7)交渉における女性・文化の影響」では,女性や特定の
人種が交渉において弱い立場になる例をビデオで紹介後,その可能
性や対応策などを議論する.また,インディアンの居留地における
「われわれ固有の土地で,いかなる開発も許せない」とか逆に「好
きなように開発させろ」といった価値観に基づく対立問題について
もディスカッションの対象となる.

●「セミナー」を利用した人材育成
行政職員,会社役員(とくにエネルギー関係)等を対象とした1日
から数日のセミナーも多数開催されている.これは,セミナー会社,
教育機関,NPOなどが課金のうえ提供しているものが多く,価格は
数百ドル〜数千ドルである.一例として,「Dealing With an Angry
Public」では,民間企業が顧客,関連市民団体と上手につきあって
いくための方法を,2日間のプログラム($1,950)で提供している.
このプログラムは,講義とシミュレーションをつぎのように交互に
行っている.
 (1)講義:これまでの対顧客アプローチの問題点,
 (2)講義:新しい対顧客アプローチ,
 (3)シミュレーション(テーマ:新技術導入に伴うリスク),
 (4)講義:価値観に基づく対立,
 (5)講義:メディアへの対応.
また教育機関の組織態様の例として,PONでは,交渉学をテーマに
MIT,Harvard,Tuftsの諸学部と連携し,セミナー・講義を提供し
ている.MITでは,都市計画学科(DUSP),マネジメントスクール
(Sloan)などで講義を提供している.

●今後のわが国における人材育成プログラムの可能性
土木教育の視点でいえば,次の3点のことが考えられる.
 (1)国内教育者が年数回開催されているMIT等によるセミナーを
  受講し,国内の授業で同様のフォーマットを活用する.
 (2)海外教育者を招聘し国内でセミナーを実践
  (CBIからも派遣可能),
 (3)海外教育者の長期招聘(交換プログラム)
などが考えられる. 日本で人材育成プログラムを実施する場合,
$15,000で一人の講師を派遣し米国のフォーマットでセミナーを
開催することが可能,$50,000もあれば日本の実状に合わせた特別
なプログラムが提供できるのではないかと思われる.
また,土木工学科以外では,マネジメントスクール(経済学部・
法学部)などとの連携による交渉学プログラムの展開が考えられる.
また,学科内では,Construction Management(建設マネジメント)
と合意形成の連携による交渉学プログラムの展開などが考えられる.

●ワークショップ参加者との議論から
・「交渉シミュレーション」と聞くと,「シムシティー」のような
パソコン上でのシミュレーションをイメージさせるが,人材育成を
目的とした「交渉シミュレーション」は,結果よりもむしろ,その
過程を重視する.また,「交渉シミュレーション」は点数を競うも
のではなく,最初に学ばせたいテーマがあり,それを体験されるた
めに参加させるものである.したがって,シミュレーションを構築
する場合,あらかじめ狙いを決めておき,それをシミュレーション
への参加を通じて学ばせるための仕組みを組み込んでおく.どうやっ
てこの仕組みを設定するかについては,シミュレーションを構築す
る過程でインターンの学生が教官から直接教わるものと思われる.
・「根回し」のような日本型の交渉は米国で評価されており,実際
に英語でnemawashiという言葉になっている.ある文献には日本人は
「交渉柔術」が一番長けているとあった.柔術というのは,攻撃に
対してどのようにかわすかが重要とされ,直接的な対立を避けると
いう特徴から名づけられたようだ.旧来の典型的なアメリカ式なや
り方では,役場や上司が突然命令や通達を出すため実際の運用段階
でうまくいかないことも多いが,日本の場合は「根回し」によりあ
いまいな状況でも事前に情報を入手し調整するためスムーズに運用
されることが多い.その意味では,アメリカはオープンだが非効率
といえる.最近ではアメリカでも環境関係の規制を決定する際「根
回し」をオープンで行っているとのことである.
・ステークホルダー分析では,地元と関係の薄い外部のステークホ
ルダーの特定が難しいことがある.また,社会的コミュニケーション
の実施可能な量に限界があるため,「根回し」できない人に対して
どうするかが一番悩ましい問題である.さらに,反対の立場の人が
今の状態を保とうとするのであれば,そもそも交渉に参加しないと
いう戦略をとった方が得をすることが多い.実際,アメリカでもス
テークホルダーの特定に関しては,授業を聞いているだけではその
方法を理解できるというわけではないという.交渉相手はどこか,
関心層はどこか,誰と話をするのか,誰が反対の中心かなどについ
ては,アメリカの場合は市民団体などが組織されることが多いため
特定しやすいが,日本の場合は比較的特定が難しいかもしれない.

〔文責:土木技術者のための合意形成技術の教育方法に関する研究会
    開催支援事業担当:水谷香織/石川雄章〕


<主催者所見> (徳島大学 山中英生)
 本ワークショップは土木学会四国支部での研究委員会の活動の一
環としてPI-FORUMの協力で開催したものです.この研究委員会は,
工学系技術者が多くの合意形成に携わるようになり,論理性や社会
的合理性に基づいたコミュニケーション力を教育する必要性を感じ
て始めたものです.研究会主催者の役として山中がとりまとめを書
くことになりました.松浦氏には「交渉学」を基礎としたMITで
の教育の実情を詳しくお話ししてもらいました.議論は「交渉学」
が我が国で使えるかに集中してしまいましたが,「交渉結果がパレー
ト最適になるよう互いに努力しなければならない」という指摘にも
見られるように,交渉学は相手を言い負かすための「術」でなく,
社会的な使命を描くことが教育を考える上でも重要な視点と感じま
す.教育方法についても,体系的なシラバスやツールが開発されて
おり,それを活用できそうだという提案でしたが,実際の教育を進
める上では,実務者教育か学生教育なのか,期間は,問題の対象は,
教員確保は,などを整理して多様なプログラムを開発していく必要
があります.今後1年は幅広く情報を集め,来年度以降はターゲッ
トを絞って実験や実践へと展開したいと思っておりますので,ご興
味のある方はぜひ協力ください.


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■■事務局Voice   (事務局 水谷香織)■■
街にクリスマスの雰囲気が漂うようになり、12月を感じる今日こ
の頃です。目の前の仕事に追われる中、ふとPI-Forumの一年の活動
を振り返ってみると、一つ、また一つと、小さいけれども愛しい活
動報告が出来上がっていました。現在、異分野PI交流WSの他に、土
木学会四国支部主催の「土木技術者のための合意形成技術の教育方
法に関する研究会」にも協力をさせて頂いております。活動にご協
力下さった皆さま、活動を支えて下さった皆さまのことを思い、何
とも幸せな暖かい気持ちになります。今年も残すところ1ヶ月、忙
しいけれどもゆっくりと時を感じていけたらと思います。
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